1000円の大吟醸【北秋田 大吟醸】を飲んでみた|飲み方|

私が飲んでみた日本酒の感想や飲み方を紹介していきます。

いろいろな温度帯で試してみました。

 

初めて「日本酒飲んでみた」シリーズを読まれる方は、まずこちらを読んでみてください。

 

「日本酒飲んでみた」の第一弾は、「北秋田 大吟醸」です。

 

前から気になっていた日本酒なんですよ。

最近他のメーカーでも発売されていますが、大吟醸で1000円なんてありえないと思っていましたから。

 

大吟醸といえば、いいお米を原料にしてそれを50%以下にまで精米(半分以上お米を削る)して、じっくりと時間をかけて造られる日本酒なので、当然値段も高くなります。

普通は720mlで3000円ぐらいか、安くても2000円台っていうのがほとんどだったんですよね。

それが1000円ほどで買えるなんて、ちょっと信じられません。

 

ということで、この日本酒がどんなものなのか、飲んでみることにしました。

 

目次

「北秋田 大吟醸」の仕様(スペック)

●大吟醸●

秋田県   株式会社北鹿(ほくしか)

メーカー小売希望価格・・・720ml 985円  1.8L 2243円(消費税別)※平成30年9月時点

原材料・・・米(国産) 米こうじ(国産米) 醸造アルコール

アルコール度数・・・15%~16%

精米歩合・・・50%

日本酒度・・・+3

酸度・・・1.3

製造年月 平成30年8月

※データは変更される場合があります。

 

いろいろな飲み方で飲んでみた

●平成30年9月●

 

りんごのような、フルーティーでちょっと酸味のあるさわやかな香りがあります。

やや弱めに思いますが、ちゃんと吟醸酒系の日本酒の香りがしますね。

口に入れると、はじめは辛口に感じて、その中に少し甘みも感じられる味わいです。

ほんのり苦みのある後味を感じます。

 

常温

20℃~25℃ほどで

 

香りはふわっとしたやわらかい感じで、味わいは、軽い酸味の後に甘みが少し出る感じです。

 

料理と合わせる時は、甘さがちょっと気になってしまうかなと思いました。

でも、甘い感じがある料理にはいいかもしれません。

 

冷やして

8℃ほどで

ボトルの首にかけてあったラベルにおすすめの飲み方として書いてあったので、しっかり冷やしてみました。

 

もともと香りはあまり強いほうではなかったので、しっかり冷やすとさらに香りが抑えめに感じられました。

 

香りも味わいもすっきりとした感じになって、口あたりがいいです。

のどごしがよく、するっと飲めます。

暑い日なんかはこれぐらい冷やしてもいいですね。

 

燗つけ

40℃ほどで(ぬる燗)

 

あたためたことで少し飛んでしまったのでしょうか、フルーティーな香りはあまり感じなくなりました。

そのかわり、うま味が出てきてまろやかな口あたりになります。

冷やして飲んだ時には酸味のかげに隠れていた甘みが感じられるようになってきました。

 

全体的に柔らかな印象になりますね。

冷やしたものとは雰囲気が変わってきます。

燗をつけるのもいいなあと思いました。

 

飲んだ感想のまとめ

温度帯別の評価

温度帯別の評価
・常温(20℃~25℃)・・・〇

・冷やして(8℃)・・・◎
・燗つけ(40℃)・・・◎

 

夏は冷やして、冬にはぬる燗で、といった感じです。

大吟醸にしては香りがあまり強くなく、味わいもシンプルなので、飲む温度帯の幅が広い日本酒だと感じました。

 

飲み方やつまみなど

ガラス製の涼しげな小さめのグラスが合うと思います。

ぬる燗の時は、徳利とぐい飲みでもいいですね。

 

一般的に大吟醸はフルーティーな香りが強めにあることが多いので、食事をしながら飲むとその香りが少し邪魔になってしまうことがあります。

でも、この「北秋田 大吟醸」は、香りがそれほど強くなくやや辛口に感じるスッキリとした味わいなので、料理の邪魔をしません。

 

うす味のつまみなんかには合うと思います。

白身の刺身とかいいですね。冷やっこなんかも。

ぬる燗には、湯豆腐や、酢みそのたれをかけた大根なんかがよさそうです。

 

最後に

初心者の方にも飲みやすい日本酒だと思います。

 

まあ、値段が高い物と比べると、大吟醸としてはちょっと物足りないかなとも思えますが、1000円ほど(720ml)でこの味なら充分ありですね。

普段飲みにできる大吟醸です。

 

この「北秋田 大吟醸」を飲む前は「1000円の大吟醸なんて」と思っていましたが、なかなか侮れないなと感じた日本酒でした。

 

あなたの日本酒の世界がもっと広がるといいですね。

お気に入りの日本酒を見つけてください。

 

「自分が好きな酒が一番いい酒」です。

 

 

 

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