私が飲んでみた日本酒の感想や飲み方を紹介していきます。
いろいろな温度帯で試してみました。
初めて「日本酒飲んでみた」シリーズを読まれる方は、まずこちらを読んでみてください。↓↓
今回の「日本酒飲んでみた」は、「奥の松 あだたら吟醸」です。
IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)2018の「SAKE部門」最優秀の、「チャンピオン・サケ」に選ばれた日本酒です。
IWCというのは、毎年行われている世界的なワインのコンテストで、2007年からは日本酒を評価する「SAKE部門」もできました。
「SAKE部門」には、純米酒の部や本醸造酒の部など9つのカテゴリーがあって、評価の順位がつけられます。
そして、9つそれぞれのカテゴリーの中で評価の一番高かったものの中から、さらに選ばれて「SAKE部門」のナンバーワンとして評価されたものが、「チャンピオン・サケ」ということです。
その2018年の「チャンピオン・サケ」が、この「あだたら吟醸」ということです。
世界的なコンテストということで、海外の方にも評価が高かったということですね。
吟醸酒でこの値段(720ml・1000円)というのも、お手頃でいいです。
飲んでみました。
目次
日本酒の仕様(スペック)
●吟醸●
福島県 奥の松酒造(おくのまつしゅぞう)
メーカー希望小売価格・・・ 300ml・410円 720ml・1000円 1.8L・2000円(消費税別)※平成30年 11月時点
原材料・・・米 米こうじ(国産) 醸造アルコール
アルコール度数・・・15%
精米歩合・・・60%
日本酒度・・・+4
酸度・・・1.3
製造年月 平成30年9月
※データは変更される場合があります。
いろいろな飲み方で飲んでみた
●平成30年 11月●
フルーティーな香りがありますが控えめで、酸味がきいていて、スッキリとした感じです。
味わいにも、酸味やほろ苦さがあってスッキリとしていて、全体に辛口に感じる日本酒ですね。
甘みもほんのり感じるんですが、スッと引いて、キレもいいです。
常温
20℃ほどで
フルーティーな香りにやわらかさが出てきます。
甘みを最初にふっと感じられて、ちょっと甘口かなと思いますが、その後酸味がすぐに出てきて、やっぱり辛口な後味になってきます。
いろいろな味が感じやすくていいです。
冷やして
8℃ほどで
かなりスッキリとした香りになってきます。
味わいには酸味がきいてきて、シャープな感じになります。
スッと口に入ってきて、酸味やほろ苦さも感じて、さらに辛口な印象になりますね。
のどごしがいいです。
15℃ほどで
8℃の時よりも、フルーティーな香りが少しふくらんできて、甘みも感じます。
味わいにも甘みが出てきてやわらかくなってきます。
このお酒の味わいをある程度感じながらスッキリと飲みたいときには、これぐらいがいいですね。
燗つけ
40℃ほどで(ぬる燗)
フルーティーさがなくなってきますが、やわらかく感じる香りです。
味わいは、甘みがけっこう出てきて、冷やした時の印象とずいぶん変わってきます。
一般的に、あたためると甘みがほんのり出てくることが多いんですが、ここまでとは思いませんでした。
意外でしたが、おもしろい変化です。
でも、酸味もある程度感じて甘ったるいわけじゃないので、なかなかいいですね。
50℃ほどで(熱燗)
アルコールっぽい香りが少しツンっとした感じになってきます。
味わいには、ぬる燗同様にやっぱり甘みが出てきますが、少しピリッとした感じが残ります。
甘味のおかげで、熱燗のわりにはきつく感じませんが、好き嫌いが分かれるかな。
飲んだ感想のまとめ
温度帯別の評価
・冷やして(8℃)・・・〇
・冷やして(15℃)・・・◎
・燗つけ(40℃)・・・〇
・燗つけ(50℃)・・・〇~△
香りがあまり強くなく、スッキリとした淡麗辛口な日本酒なので、飲む温度の幅が広いですね。
でも、このお酒のフルーティーな香りとスッキリとしたのどごしのよさを味わうには、冷やしたほうが良さそうです。
冷蔵庫で冷やして少し置いたぐらいがいいかな。
飲み方やつまみなど
ガラス製の涼しげな小ぶりのグラスがいいですね。
ワイングラスでも、香りが感じやすくていいと思います。
淡麗で香りも強くないので、合わせる料理の幅は広めです。
でも、このお酒の特長を生かすには、やっぱりあっさり目のものがいいかな。
白身魚の刺身や寿司、焼き魚などの和食や、クリームチーズなんかも合うと思います。
クリームチーズをのせた、クラッカーなどのオードブルと合わせるといいですね。
最後に
ほんのりとしたフルーティーな香りと酸味のある淡麗で飲みやすい味わいが、白ワインのような感じで、海外の方にも好評だったんでしょうね。
吟醸酒でこの値段はコスパもいいので、普段飲みにもいいですよ。
スッキリと飲みやすいので、初心者の方にもおすすめです。
あなたの日本酒の世界がもっと広がるといいですね。
お気に入りの日本酒を見つけてください。
「自分が好きな酒が一番いい酒」です。
※奥の松「あだたら吟醸」と奥の松「吟醸」は、中身は同じということなので、「あだたら吟醸」見つけられなかったり、在庫切れなどの時は、「吟醸」の方をどうぞ。
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