本当に甘いのか?【一ノ蔵 無鑑査本醸造 甘口】飲んでみた|飲み方|

私が飲んでみた日本酒の感想や飲み方を紹介していきます。

いろいろな温度帯で試してみました。

 

初めて「日本酒飲んでみた」シリーズを読まれる方は、まずこちらを読んでみてください。↓↓

 

今回の「日本酒飲んでみた」は、「一ノ蔵 無鑑査本醸造 甘口」です。

「いちのくら むかんさほんじょうぞう あまくち」と読みます。

 

今は「辛口」をうたう日本酒がたくさんあります。

私の店でも、「辛口の日本酒ちょうだい」って言われることがよくあります。

それだけ今は「辛口」の日本酒が好まれているということですね。

 

これは、戦後に出回った三増酒(日本酒を水やアルコールでうすめて、糖類や調味料で味付けして増量した粗悪なもの)などの、ベタっとした甘さを嫌ったことからきているとも言われています。

イヤな甘さのあるものよりも、スッキリとした「辛口」がいいということなんでしょう。

 

さて、そんな辛口志向の中にあって、今回のお酒は「甘口」をうたっています。

しかも、最近よく見かける低アルコールの甘い日本酒ではなく、ふつうの日本酒同様のアルコール度数でありながら「甘口」というものです。

 

さあ、この日本酒は、どんな「甘口」なんでしょう?

本当に甘いんでしょうか?

飲んでみました。

 

目次

日本酒の仕様(スペック)

●本醸造●

宮城県   一ノ蔵

メーカー希望小売価格・・・  720ml・829円  1.8L・1886円(消費税別)※平成31年 3月時点

原材料・・・米(国産) 米こうじ(国産米) 醸造アルコール

アルコール度数・・・15%

精米歩合・・・65%

日本酒度・・・-5~-3

酸度・・・不明

製造年月   平成31年2月

※データは変更される場合があります。

 

いろいろな飲み方で飲んでみた

●平成31年 3月●

麹を思わせるお米の甘みのある香りが、やさしく漂います。

味わいには、最初に甘みがふわっとあって、その後に酸味とほのかな苦みがじわっと広がります。

後味にもやさしい甘みがほんのりと残って、全体的にはやっぱり甘口に感じますね。

ただ、ベタっとした甘みではないので、しつこさはないです。

ちょっと香ばしさも感じたりして、複雑な味わいの日本酒ですね。

 

本醸造酒は、一般的にはスッキリとした淡麗なものが多いんですが、これはちょっと違いますね。

しっかりとした、濃い味わいがあります。

 

常温

20℃ほどで

甘みのあるやわらかい香りになってきます。

味わいにも甘みがよく感じられてきて、酸味が少なくなってくるので、とてもやわらかい口あたりですね。

 

このあたりが、一番甘みを感じられる温度なんじゃないかと思います。

しつこくないフワッとした甘みがいいですね。

 

冷やして

8℃ほどで

お米の香りも感じるんですが、キリっとしまった感じになってきます。

味わいにも、酸味や苦みが最初に出てくるので、一瞬「あれっ?辛口かな」と思うんですが、その後に甘みもほんのり出てきます。

やっぱり甘さは感じられるんですが、スッとした甘みで、全体的にスッキリとしてきますね。

 

私は、ちょっと苦みが気なったかな?

それほど強くはないんですけど。

 

15℃ほどで

甘みを感じる中に、麹の香りが少し出てきますね。

酸味が控えめになってきて、甘みが感じられる味わいになるので、口あたりがやわらかいです。

香ばしいような感じもあったりと、いろいろな味わいが出てきます。

 

燗つけ

40℃ほどで(ぬる燗)

麹の甘い香りがよく出てきます。

最初に甘みがフワッと広がって、じわーっとしたやわらかい酸味が一体となった味わいです。

やさしい甘みと酸味なので、口あたりがやわらかいですね。

 

じんわりとしみ込んでくるような味わいが何とも言えません。

あったまります。

 

50℃ほどで(熱燗)

アルコールを感じる香りが少しツンっと出てきます。

味わいにもピリッとした酸味がすぐに感じられて、引きしまった印象になりますね。

でも、甘みもその後を追いかけるように出てくるので、熱燗のわりにはキツさはないです

後味に、甘みがほんのり残る感じもいいですね。

 

これもなかなかいいです。

 

飲んだ感想のまとめ

温度帯別の評価

温度帯別の評価
・常温(20℃)・・・〇

・冷やして(8℃)・・・△
・冷やして(15℃)・・・〇
・燗つけ(40℃)・・・◎
・燗つけ(50℃)・・・◎

それぞれの温度帯に、それぞれの味わいがあります。

でも、少しあたたかい方が味わいがあっていいいかな。

 

暑い時は少し冷やして、寒い時には温めてといったところでしょうか。

温度による香りや味わいの変化が楽しめますよ。

 

飲み方やつまみなど

お燗にして、徳利とおちょこで飲みたいですね。

煮物なんかが合いそうです。

ちょっと甘めにした煮魚もいいですね。

燗をつけたらピッタリです。

 

最後に

名前にある通り、たしかに甘さを感じる日本酒でした。

でも、甘みもあるんですがそのほかの味わいもあって、「濃い味わいだなあ」と思いました。

 

個性のある日本酒で、言い換えると「ちょっとクセがある」ともいえるので、好みが分かれるかもしれませんね。

そのぶんこの味が好きならハマると思います。

 

私は、好きですね。

お燗がうまかったです。

「辛口」が多い中で、こんな日本酒もあっていいんじゃないかなと思いました。

 

あなたの日本酒の世界がもっと広がるといいですね。

お気に入りの日本酒を見つけてください。

 

「自分が好きな酒が一番いい酒」です。

 

 

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