スッキリ純米酒【桃川 ねぶた 淡麗純米酒】飲んでみた|飲み方|

私が飲んでみた日本酒の感想や飲み方を紹介していきます。

いろいろな温度帯で試してみました。

 

初めて「日本酒飲んでみた」シリーズを読まれる方は、まずこちらを読んでみてください。↓↓

 

今回の「日本酒飲んでみた」は、「桃川 ねぶた 淡麗純米酒」です。

「ももかわ ねぶた たんれいじゅんまいしゅ」と読みます。

 

平成最後の(たぶん)「飲んでみた」は、青森の純米酒です。

以前にも書いたことがあるんですが、一般的に「純米酒」は、お米の味わいやうま味があってコクがある濃醇(のうじゅん)なものが多いんです。

「飲みごたえがある」といった感じでしょうか。

 

さて、今回の「ねぶた 淡麗純米酒」は、名前にあるように、淡麗な純米酒ということです。

「淡麗」は、「濃醇」とは反対の意味で使われています。

「サッパリとして、クセがない」というような意味です。

 

純米酒だけど淡麗な日本酒。

どんな味わいなんでしょうか?

飲んでみました。

 

目次

日本酒の仕様(スペック)

●純米●

青森県   桃川

メーカー希望小売価格・・・  300ml・444円  500ml・637円  720ml・1020円  1.8L・2100円(消費税別)※平成31年 4月時点

原材料・・・米(国産) 米こうじ(国産米)

アルコール度数・・・14~15%

精米歩合・・・65%

日本酒度・・・+5

酸度・・・1.4

製造年月   平成31年3月

※データは変更される場合があります。

 

いろいろな飲み方で飲んでみた

●平成31年 4月●

全体的にスッキリとした中に、お米の甘みを感じる香りがほんのりとあります。

口に入れると、軽めの甘みを感じた後、こちらもそれほど強くない酸味がじんわりと広がってきます。

 

やや辛口っていう感じかな。

淡麗をうたっているだけあって、純米酒にしてはシンプルな味わいですね。

 

常温

20℃ほどで

香りにほんのりと甘みが出てきました。

口あたりがやわらかくなってきて、甘みも感じられてきます。

 

ただ、味わいがよくわかるようになってくるんですが、ちょっとバランスがいまいちな感じがします

甘みやうま味、酸味がそれぞれバラバラに出てくるような。

料理と合わせたら、もう少し印象が違うかもしれませんが・・・

 

冷やして

8℃ほどで

柑橘類を思わせるスッキリした香りの中に、わずかにフルーティーな甘さを感じます。

口にすっと入ってくるんですが、甘さをわずかに感じた後に、ピリッピリッとした酸味があって、後味に苦味がちょっと残ります。

辛口な印象ですね。

 

私は、後味のピリピリと苦みがちょっとだけ気になっちゃうかな。

 

15℃ほどで

香りに丸みが出てきて、お米の甘みも漂ってきます。

味わいにも甘みを感じられてきて、酸味や苦みも抑えられてくるのので、8℃の時よりも口あたりがやわらかくなってきました。

 

いつも書いているような気がしますが(笑)、冷やして飲む時はこれぐらいのほうがいいですね。

スッキリとした中にも、甘みやうま味も感じられます。

 

燗つけ

40℃ほどで(ぬる燗)

香りにやわらかい甘みがあって、麹っぽさも少し出てきました。

味わいは、まずやわらかい甘みがフワッと広がって、その後に控えめな酸味がじわっと出てきます。

この酸味が後味をスッと引きしめてくれるので、甘ったるい感じではないですね。

 

辛口感の中にも、味わいがあっていいです。

 

50℃ほどで(熱燗)

アルコールを感じさせる香りが出てきて、鼻にツンとします。

口に入れると、熱さによる辛口感は出るんですが、その後は意外にもやわらかな口あたりですね。

強くはないんですが酸味もじわーっと広がって、後味にほんのり甘みやうま味が残ります。

 

「燗酒コンテスト」で金賞を受賞したことがあるそうでやっぱり燗もいいですね。

 

飲んだ感想のまとめ

温度帯別の評価

温度帯別の評価
・常温(20℃~25℃)・・・△

・冷やして(8℃)・・・△~〇
・冷やして(15℃)・・・○
・燗つけ(40℃)・・・◎
・燗つけ(50℃)・・・〇

温度が高めの方がいいかな。

冷やすなら、15℃ぐらいまでのほうがいいかなと思います。

ちょっと冷やすか、燗をつけるか、はっきりした温度にしたほうがいいような気がしました。

 

飲み方やつまみなど

それほど香りの強い日本酒ではないので、冷やして飲む時は、小ぶりのワイングラスで飲んでもいいでしょう。

ほんのりとした甘みのある香りが楽しめると思います。

燗をつけるなら、徳利におちょこですね。

 

クセのない淡麗な味わいなので、合わせる料理の幅は広めです。

ただ、あまり味わいの濃いものだと、日本酒の味わいが負けてしまいます。

 

淡麗な味わいに合わせるなら、魚介類の塩焼きなんかがいいと思います。

青森のホッケの開きとかよさそうですね。

 

最後に

名前のとおり、スッキリとした淡麗な味わいの日本酒でした。

クセがないので、初心者の方にも飲みやすいと思いますよ。

青森のおいしい魚介類と飲みたいなあ。

 

あなたの日本酒の世界がもっと広がるといいですね。

お気に入りの日本酒を見つけてください。

 

「自分が好きな酒が一番いい酒」です。

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