私が飲んでみた日本酒の感想や飲み方を紹介していきます。
いろいろな温度帯で試してみました。
初めて「日本酒飲んでみた」シリーズを読まれる方は、まずこちらを読んでみてください。↓↓
今回の「日本酒飲んでみた」は、「大関 極上の甘口」です。
「おおぜき ごくじょうのあまくち」と読みます。
前回の「一ノ蔵 無鑑査本醸造 甘口」に続いて、今回も甘口の日本酒です。
でも、今回のお酒は、一ノ蔵とはちょっとタイプの違う甘口。
以前飲んでみた「ひめぜん」と近い、アルコール度数が低いデザート的なタイプかな。
日本酒になじみのない方にも飲んでほしいということで、最近はこういったタイプの日本酒も増えてきていますね。
さあ、今回の甘口はどんな味わいなんでしょうか?
飲んでみました。
目次
日本酒の仕様(スペック)
●低アルコール●
兵庫県 大関
メーカー希望小売価格・・・ 270ml(ボトル缶)・400円 300ml・391円 720ml・928円(消費税別)※平成31年 4月時点
原材料・・・米(国産) 米こうじ(国産米) 醸造アルコール
アルコール度数・・・10%~11%
精米歩合・・・不明
日本酒度・・・-50
酸度・・・2.3
製造年月 平成30年11月
※データは変更される場合があります。
いろいろな飲み方で飲んでみた
●平成31年 4月●
ちょっとスッとした感じの中に、お米の甘みのある香りがあります。
名前のとおり甘みのある味わいをよく感じますが、意外にスッキリ。
ベターっと甘い感じではなく、さらっとしつこくない甘みですね。
酸味も強くはないですが、感じられます。
アルコール度数が低いこともあるので、お酒を飲んでいる感覚はあまりないですね。
口あたりのいいシンプルな味わいが、ほとんどジュースのような感覚で飲みやすいです。
常温
20℃ほどで
やわらかい香りになってきます。
味わいは甘みがメインになってきますが、やさしい酸味も感じるので、甘ったるいことはないですね。
ただ、ちょっと薄っぺらい感じになってしまいますね。
引っかかりがほとんどないというか。
口あたりが良すぎて、日本酒を飲んでいる感覚がほとんどしないです。
全くダメというわけではないんですがね~・・・
冷やして
8℃ほどで
少し酸味のある、シャープな香りになってきました。
味わいにも最初に酸味を感じるようになってきて、スッキリ感が出てきます。
少し控えめにはなりますが、甘みもよく感じられますね。
後味に、ほんの少し苦みや渋みのようなものが出ますが、ほとんど気になりません。
むしろ引きしまった感じになっていいです。
暑い時は、しっかり冷やしてもいいですね。
15℃ほどで
8℃の時とくらべて、香りや味わいにやわらかさが出てきます。
甘みがふんわりとやわらかく感じられてきます。
味わいにも甘みは感じられるんですが、酸味も適度にあるのでしつこくはなく、やさしい口あたりがいいですね。
燗つけ
40℃ほどで(ぬる燗)
甘さの中に、麹を思わせる香りがかすかに出てきます。
日本酒っぽさが感じられてきますね。
味わいには甘さがありますが、酸味もじわーっと感じられてきます。
全体的にやわらかい口あたりです。
ただ、こちらも常温の時と同じように、味わいがよくわかる分、少し薄い感じがしてしまいますね。
50℃ほどで(熱燗)
少しツンっとした香りが出てきます。
甘さを感じるものの、口あたりにピリッとした感じが出てきて、冷やした時よりも少し辛口感が出てきますね。
でも、熱燗のわりには、かなり口あたりはやわらかいです。
まあ、アルコール度数が低いですからね。
これ意外に悪くはなかったです。
飲んだ感想のまとめ
温度帯別の評価
・冷やして(8℃)・・・◎
・冷やして(15℃)・・・◎
・燗つけ(40℃)・・・△
・燗つけ(50℃)・・・〇
基本的には、冷やしたほうがいいですね。
もしくは、熱燗ぐらいまであっためて。
味わいをハッキリさせた方がいいような気がしました。
中途半端な温度だと、味がぼやけてしまう気がします。
飲み方やつまみなど
ワイングラスなどのガラス製の酒器で、冷やして飲みたいですね。
デザート的に飲むのがいいと思います。
食前酒にしてもいいですね。
もしつまみを合わせるなら、軽めのさっぱりしたチーズなんかがよさそうです。
デザートつながりで、フルーツもいいですね。
最後に
「ひめぜん」と同様に、日本酒とは思えない味わいのお酒でした。
まさにスイーツの日本酒です。
こんなお酒がお米からできるんですから面白いですよね。
このお酒から本格的な日本酒につながるかというとちょっと疑問ですが、こういうものだと思えば、これもありですね。
ジュースのように飲みやすいからといって、飲みすぎには注意してくださいね。
冷やして飲むと口あたりがいいので、ついつい飲みすぎてしまいます。
冷酒は後からきいてきますよ。
あなたの日本酒の世界がもっと広がるといいですね。
お気に入りの日本酒を見つけてください。
「自分が好きな酒が一番いい酒」です。
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