私が飲んでみた日本酒の感想や飲み方を紹介していきます。
いろいろな温度帯で試してみました。
初めて「日本酒飲んでみた」シリーズを読まれる方は、まずこちらを読んでみてください。↓↓
今回の「日本酒飲んでみた」は、「開運 祝酒 特別本醸造」です。
「かいうん いわいざけ とくべつほんじょうぞう」と読みます。
これまでいくつかの日本酒を紹介してきましたが、私の地元のものがないことに今さらながら気づいてしまいました。
ということで、今回は地元静岡の日本酒です。
まず、「開運」というおめでたい名前にひかれてしまいます。
これからの時期、特にお正月のお酒にピッタリですね。
でも、名前だけじゃないんです。
この蔵元さんは、鑑評会などでの数々の受賞歴があるなど、すばらしい日本酒を造っています。
いまや日本酒の銘醸地になった静岡を代表する蔵元の一つなんですよ。
その蔵元で、創業(1874年)当時から造られてきた定番酒。
どんな味なんでしょうか?
飲んでみました。
目次
日本酒の仕様(スペック)
●特別本醸造●
静岡県 土井酒造場(どいしゅぞうじょう)
メーカー希望小売価格・・・ 720ml・1000円 1.8L・1905円(消費税別)※平成30年 12月時点
原材料・・・米(国産) 米こうじ(国産米) 醸造アルコール
アルコール度数・・・15%
精米歩合・・・60%
日本酒度・・・不明
酸度・・・不明
製造年月 平成30年11月
※データは変更される場合があります。
いろいろな飲み方で飲んでみた
●平成30年 12月●
わずかにフルーティーさがある甘みを感じる中に、酸味やアルコールっぽさを少し感じるスッキリとした香りです。
口に入れると、りんごのようなやわらかい甘みをほのかに感じますが、スッと酸味とわずかな苦みが出てきて後味を引きしめてくれます。
のどごしがよくて、飲みやすい日本酒ですね。
常温
20℃
香りにやわらかさが出てきて、フルーティーさも少し感じます。
口あたりもやわらかくなって、甘さがよく出てきました。
けっして甘ったるいという感じではありませんが、お酒だけで飲むと、ちょっと甘さが気になる方がいるかもしれないですね。
冷やして
8℃ほどで
香りがキリっとした感じになってきます。
味わいも甘みがおさえられて、そのかわりに酸味や苦みが少し出てきて、やや辛口に感じるようになりました。
スッキリと飲みたいときには、これぐらいの温度でもいいですね。
口あたりがいいですよ。
燗つけ
40℃ほどで(ぬる燗)
アルコールっぽい香りが少し出るものの、甘みを感じるやわらかい香りです。
口あたりはまろやかで、やさしい甘味が広がります。
うま味も感じられてきて、酸味といっしょにじわーっと口の中に残る感じがいいですね。
飲んだ後の余韻が長めになってきます。
しみ込んでくるような感覚がなんともいえません。
50℃ほどで(熱燗)
少しツンっとした香りになってきますが、キツい感じではありません。
最初は温度の高さによる辛口感は出てきますが、ほんのり甘みも感じられるので、口あたりもキツさはあまりないです。
冬に鍋物をつつきながら温まるにはいいですね。
飲んだ感想のまとめ
温度帯別の評価
・冷やして(8℃)・・・◎
・燗つけ(40℃)・・・◎
・燗つけ(50℃)・・・〇
ほんのり甘みのあるくせのない香りや味わいなので、飲む温度帯の幅は広めです。
その時の気温やつまみによって、いろいろな温度で楽しめると思いますよ。
飲み方やつまみなど
洋風の料理に合わせる時は、ちょっと冷やしてガラスの器で飲むのが合うと思います。
冬の寒い時でも、あったかい部屋の中なら冷やして飲んでいいんじゃないかな。
人が集まる時なんかは、燗つけるのちょっとめんどくさいですよね。(笑)
お祝いの席なんかでは、ワイングラスで飲んでもいいですね。
くせのない味わいなので、合わせる料理の幅は広めです。
和食では、うす味のものが合いそうです。
魚の刺身や塩焼きとか、天つゆで食べる天ぷらや、白子ポン酢なんかもよさそうですね。
もちろん、燗をつけて鍋物といっしょもいいですよ。
洋風なら、ちょっと甘めのドレッシングを使ったサラダや、オードブルに合うと思います。
最後に
「開運」というおめでたい名前の日本酒なので、お正月などのお祝いのシーンにはピッタリです。
飲みやすい日本酒なので、人が集まるパーティーなどに持って行ってもいいですね。
初心者の方の燗酒入門(ぬる燗からがいいかな)としておすすめです。
やさしい甘みのある味わいで、飲みやすいと思いますよ。
720mlで1000円とは思えないクオリティの日本酒ですね。
ホントにこの蔵元さんは、良心的な価格でいい日本酒を造ります。
また今度この土井酒造さんの他の日本酒も飲んでみようかな。
あなたの日本酒の世界がもっと広がるといいですね。
お気に入りの日本酒を見つけてください。
「自分が好きな酒が一番いい酒」です。
最近のコメント