スッキリ系純米【高清水 酒乃国 純米酒】飲んでみた|飲み方|

私が飲んでみた日本酒の感想や飲み方を紹介していきます。

いろいろな温度帯で試してみました。

 

初めて「日本酒飲んでみた」シリーズを読まれる方は、まずこちらを読んでみてください。↓↓

 

今回の「日本酒飲んでみた」は、「高清水 酒乃国 純米酒」です。

「たかしみず さけのくに じゅんまいしゅ」と読みます。

 

日本酒の中には、「純米酒」という名前がついたものがありますが、同じ「純米酒」とついていても味わいはさまざまです。

私が以前飲んでみた「天狗舞 山廃仕込み純米酒」のように、どっしりとした濃い味わいのものから、「真澄 純米酒奥伝寒造り」のように適度な味わいがありながらもスッキリと口あたりのいいものまでいろいろあるんです。

今回のこのお酒は、スッキリ系の純米酒のようですね。

 

おいしいお米が獲れる「米の国」の秋田県ですが、日本酒の出荷量で全国の5位ぐらいに入る「酒の国」でもあるんです。

新潟県などもそうですが、おいしいお米が獲れるところにはおいしい日本酒もあるんですね。

 

「酒の国」の日本酒、どんな味わいなんでしょうか?

飲んでみました。

 

目次

日本酒の仕様(スペック)

●純米●

秋田県   秋田酒類製造

メーカー希望小売価格・・・  300ml・420円  720ml・945円  1.8L・2050円(消費税別)※平成31年 2月時点

原材料・・・米(国産) 米こうじ(国産米)

アルコール度数・・・15%~16%

精米歩合・・・60%(麹米) 65%(掛米)

日本酒度・・・+1

酸度・・・1.7

製造年月   平成30年11月

※データは変更される場合があります。

 

いろいろな飲み方で飲んでみた

●平成31年 2月●

スッとした印象の香りなんですが、その中にもお米を感じる甘さがあって、わずかにフルーティーさもあります。

口あたりはやわらかく、やさしい甘みとうま味が感じられて、そのすぐ後を追うように、じわっと酸味が出てきて後味を引きしめます。

全体的にはスッキリとした印象なんですが、口あたりのやわらかさなどから、やや甘めに感じるお酒ですね。

クセがなく、飲みやすいスッキリ系純米酒です。

 

常温

20℃ほどで

フワッとやわらかいお米の甘みのある香りが出てきます。

味わいもやわらかさがあって、口あたりがいいですね。

全体的にふんわりとしたやわらかい雰囲気になってきて、甘みやうま味も適度に感じます

酸味もやわらかく感じるので、後味はやっぱりスッキリとした印象です。

 

冷やして

8℃ほどで

スーッとした香りになってきました。

口に入れると、一瞬やわらかい甘さを感じるんですが、すぐに酸味が出てきて、のどのあたりでピリッとします。

スッと口に入ってきてすぐに引いて、のどごしがよく、やや辛口な印象になります。

暑い日には、しっかり冷やしてもいいですね。

 

15℃ほどで

スッキリとした中にも、やわらかな甘みのある香りが出てきます。

味わいにもやわらかい甘みが出てきて、酸味がじわーっと感じるようになってきました。

酸味の感じ方が、8℃の時のピリッとしたものから、じわーっと長めの酸味になってきたので、こちらの方が酸味を感じやすいかもしれませんね。

でも、強い酸味ではないので、キツイ感じはしません。

余韻も長めになってきて、うま味もほんのり出てくるのもいいですね。

 

燗つけ

40℃ほどで(ぬる燗)

ふわーっと甘みのあるお米の香りがやわらかく漂ってきます。

味わいにも甘みが出てくるんですがしつこいものではなく、酸味も適度にきいているので、甘ったるさはなですね。

飲みこんだ後に口の中に甘みやうま味がじんわりと残る感じもいいです。

 

「あったまるなー」って言いたくなる感じですね。

寒い日にじっくり飲みたいです。

少しぬるくなってきて、35℃ぐらい(人肌燗)になった時もいい感じでしたよ。

 

50℃ほどで(熱燗)

香り味わいともに、温度の高さによる辛口感がピリッと出てきます。

それほどキツい感じはしませんが。

でも、この日本酒の特長の一つは、スッキリとしたやさしい甘みだと私は思うので、その甘みがあまり感じられなくなってくるのがちょっともったいない温度かなと思います。

 

こういう熱燗だと思えば、けっして悪くはなかったですよ。

ただ、この日本酒の良さが消えてしまうかなと思ったので。

 

飲んだ感想のまとめ

温度帯別の評価

温度帯別の評価
・常温(20℃)・・・〇

・冷やして(8℃)・・・〇
・冷やして(15℃)・・・◎
・燗つけ(40℃)・・・◎
・燗つけ(50℃)・・・〇~△

 

くせのない飲みやすい日本酒なので、飲む温度の幅が広めですね。

でも私は、少しあたたかめの方が味わいがあっていいなあと思いました

あたためても、甘みがしつこくなるようなこともなかったので。

 

飲み方やつまみなど

純米酒は、和風テイストの陶器のおちょこなどの酒器が合うんですが、冷やして飲む時は、ガラス製のものでもいいですね。

こんな感じのちょっと上の方が少し閉じているタイプのものがいいでしょう。

強い個性のある日本酒ではないので、いろいろな料理に合いそうですが、冷やして飲む時は、刺身なんかのつまみがいいですね。

ちょっと酸味のある漬物も合いそうです。

あたためて飲む時は、やっぱり鍋物ですね。

あったまりますよ。

 

最後に

飲みやすいスッキリ系の純米酒でした。

クセがなく口あたりがいいので、初心者の方にもおすすめですよ。

純米酒の入門編としていいんじゃないかと思います。

 

冷やした時と温めた時の味わいの変化も楽しんでみてください。

あたためると甘みがほんのり出てきたりして、冷やした時とはまた違った味わいが出てきますよ。

 

あなたの日本酒の世界がもっと広がるといいですね。

お気に入りの日本酒を見つけてください。

 

「自分が好きな酒が一番いい酒」です。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA